西武・内海 愛息と早朝ノックが“活力源” 2年ぶりの白星へ「体動いている」

[ 2020年4月17日 05:30 ]

メットライフドームで自主練習を行った内海(球団提供)
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 西武の内海がメットライフドームで自主練習し、愛息相手の早朝ノックに取り組んでいることを明かした。

 「(子供たちが)体を動かし、なるべくストレスなく過ごせたらと思う」。自主練習は週4日。水、土、日曜日は自宅待機で、家族と過ごす時間が増えた。3男1女の子宝に恵まれ、中学1年の長男、小学5年の次男、小学3年の三男は野球チームに所属している。

 ノック開始時間は午前6時。周辺住民と接触のない時間帯に子供たちを叩き起こし、近隣の公園で打つ。末っ子で小学1年の長女も「球出し役」で参加することもあり、「チーム内海」の早朝練習は活力源になっている。

 巨人から移籍した昨季は1軍登板がなく、10月に左前腕筋腱の修復手術を受けた。2年ぶりの白星へ「体も動いている。(武器の)カットボールの感覚もいい。感覚を忘れず開幕のめどが立ったら、ブルペン入りしたい」と手応えを口にした。

 児童養護施設などで暮らす新入学児童にランドセルを贈る活動も続けており、17年目の37歳左腕が子供たちのために復活を目指す。

 ○…内海が公式戦で最後に勝利を挙げたのは、巨人時代の18年8月21日DeNA戦。先発で7回1失点と好投し、4番の筒香を3打数無安打に抑えた。同年オフに国内FA宣言をした炭谷の人的補償として西武に移籍。昨季は開幕前に左前腕を故障し、1軍公式戦の登板はなかった。通算133勝は石川(ヤ)の171勝に次ぎ、涌井(楽)と並び現役2位タイ。

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2020年4月17日のニュース