NPBとJリーグが新型コロナウイルス対策連絡会議を設置「手をたずさえて国難乗り越える」

[ 2020年3月2日 15:02 ]

新型コロナウイルス対策連絡会議の設立に関する会見に出席したNPBの斉藤コミッショナー(左)とJリーグの村井チェアマン(撮影・西海健太郎)
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 日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は2日、都内で会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大から観客や選手、チームスタッフなどを守ることを目的に、3日に「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設立すると発表した。

 Jリーグから働きかけがあり、共同で会議設立に合意した。感染状況を的確に収集、分析した上で試合の開催やスタジアム運営の在り方、対策などを正確に共有し、適性な判断に役立てたい考えだ。

 NPB・斉藤惇コミッショナーはJリーグ・村井満チェアマンと会見に臨み「2月26日に代表者会議で公式戦の開幕を実現しようと最大の目的のためにオープン戦を無観客で全会一致で決定した。Jリーグも同じ状況。国難とも言える状況を乗り越えるために、手をたずさえて、対策のための連絡会議設置という異例の協力体制をとることを決断した。ファンやスポンサーにご来場いただく、公式戦の実施を実現するためには専門家の分析や見解が欠かせない。状況に応じた冷静で的確な対応や対策を打ち出していく必要性がある。3人の専門家にご協力をお願いすることにしました」と趣旨を説明。また「全力で防止に取り組んでいる専門家に的確な対応をとるため、最善のアドバイスをいただけるのではと思う。他競技団体と積極的に共有していきたい。全体の危機管理につながることに期待したい。これからもJリーグと一致結束して、全身全霊をかけてこの局面を乗り越えていきたい」とした。

 NPB側の構成メンバーはコミッショナー、12球団の代表者。専門家チームとして座長の賀来満夫・東北医科薬科大医学部感染症学教室特任教授、東北大名誉教授ら3人が3日の会議に参加する。

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2020年3月2日のニュース