侍J・稲葉監督 五輪へスペシャリスト枠「必要」、プレミア12で思考に変化

[ 2019年11月20日 08:30 ]

侍復権 東京五輪へ収穫と課題<中>

代走の切り札・周東(撮影・篠原岳夫)
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 28人から24人へ。プレミア12と異なり、東京五輪は登録選手数が4人減る。どう構成するかは最大の難題だ。

 今大会は28人と広い枠を生かし、各部門のスペシャリストを置いた。代走の切り札・周東、ムードメーカー・松田宣、左右のワンポイントで嘉弥真と大竹。五輪もにらんだ布陣ではなく、プレミア12で世界一になることを考えた戦略だった。

 「五輪とプレミアは人数が違う。今回はスペシャリストを存分に生かす。五輪とは切り離して考えている」。10月1日、プレミア12メンバー発表会見で稲葉監督は話していた。

 周東は4盗塁で盗塁王となり、11日オーストラリア戦は逆転勝利の立役者に。松田宣は常に声を張り続けた。「マッチは本当に呼んで良かった。助けられた」と稲葉監督。過去の代表には少なかったスペシャリストの活躍、存在は心に刻まれた。

 「五輪でスペシャリストを入れるかはしっかり考えたい。でもいらないではなく、この大会を通じて必要なのではと考えるものにはなった」。世界一の翌日、稲葉監督は思考の変化を口にした。

 彼らの登用の鍵となるのは、結果的に枠を広げる他選手のユーティリティー性。内外野全て守れる外崎は欠かせない。元捕手の近藤は緊急時の第3、第4捕手になれる存在で、そこを頼れば捕手2人制で臨むことも可能だ。投手は10人か、11人なのか最後まで議論されるだろう。今大会の米国は野手13人と極端に少ない構成で、スタメンをほぼ固定していた。投手15人に充てていたが、それも枠を広げる一つの手。少なくとも今大会の優勝に、彼らスペシャリストたちが大きく貢献したのは紛れもない事実だ。(侍ジャパン取材班)

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