中京大中京 エース高橋宏が4回無安打無失点救援で初V貢献「丁寧に投げられた」

[ 2019年11月20日 15:16 ]

明治神宮大会・高校の部 決勝   中京大中京4―3高崎健康福祉大高崎 ( 2019年11月20日    神宮 )

<健大高崎・中京大中京>6回から登板した中京大中京・高橋宏 (撮影・西川祐介)
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 中京大中京(愛知)が11年ぶり3回目の出場で、悲願の初優勝を飾った。1―2の3回に相手失策で同点に追いつくと、2死二塁から3番・中山礼都内野手(2年)が右中間に勝ち越し三塁打。4番で主将の印出太一捕手(2年)も左前打で続き、この回3得点。リードを先発・松島元希投手(2年)からエース・高橋宏斗投手(2年)のリレーで守り切った。高橋源一郎監督(40)は「長い中京の歴史の中で(神宮大会は)まだ優勝していなかった。選手達が踏ん張って、よく頑張ってくれた。それが嬉しい」と声を弾ませた。

 エースが相手の反撃の機運を断ち切った。来秋ドラフト候補の最速148キロ右腕・高橋宏は4―3の6回から2番手として登板。先頭打者に四球を与えたが、以降は安打を許すことなく、4回を無安打無失点で優勝に貢献した。

 「直球のスピードや走りは、自分の中では今一つだった。リズムだけは悪くしないように心がけた」

 球速は自己最速に3キロ及ばない145キロ。それでもスライダー、カットボール、ツーシームを駆使して丹念にコーナーを攻めた。12個のアウトのうち、9個が内野ゴロ。「丁寧に投げられたことは良かった」と笑顔を見せた。

 今夏は愛知大会準決勝で誉に敗戦。高橋宏はこの試合に先発し、6回1/3を投げ5失点と不本意な内容だった。「夏は直球1本だったので、変化球をもう1回、覚え直そうと思った」。夏の大会後にカットボールを習得。「1球で打ち取れるのはカットボール」と投球の幅が広がった。入念な準備が全国大会決勝の場で生きた。

 今春選抜大会では同じ愛知県の東邦が全国最多5回目の優勝を達成し、勝利数も最多の56勝を挙げた。4度の優勝、55勝の中京大中京にとって、いずれも県内のライバルに抜かれた形だ。高橋監督は「チーム力、チームワークは成長できたと思う。もう一度、しっかりと頭の中を整理して、嬉しさを切り替えて春に向けて出直したい」と表情を引き締めた。神宮王者が誇りを胸に、冬の間にさらなる力を蓄える。

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