元木ヘッド、若手へ“倒産するな”指令 巨人軍は個人商店たれ

[ 2019年11月20日 05:30 ]

若手へ自覚を持ったオフを過ごすよう求めた元木ヘッドコーチ
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 鬼軍曹が「年中無休」指令だ。巨人は19日、6日から始まった宮崎秋季キャンプを打ち上げ、元木大介ヘッドコーチ(47)は若手選手へ、オフの2カ月間を自覚を持って過ごすよう求めた。今オフは7年ぶりにFA補強がなく、最多勝を獲得した山口俊投手(32)もポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す。若手の底上げが強く望まれる来季へ向け、勝負の冬が到来する。 

 戸郷ら期待の若手を集めた26人の少数精鋭キャンプ。原監督不在の中で指揮を執った元木ヘッドコーチは「短時間で非常にハードな練習ができた。ケガ人もなく、非常にいいキャンプだった」と充実感をにじませたが、ここからが重要と強烈なメッセージを発した。

 「(オフの間に)やらなかったら、この練習の意味もなくなる。体は楽になると思うけど、(1年後の)来年の11月に苦しむのは本人」。オフの2カ月間も継続してトレーニングすることの重要性を説いた。

 原監督はプロ野球選手の心構えとして「一人一人が個人商店」と表現する。元木ヘッドはそのことにも触れ、こう例えた。「やっているところは大きくなっていくし、やらないと倒産しちゃう」。選手個々に任されるオフはより一層、会社が倒産しないように自身のマネジメントが大切。引退後にタレント活動やラーメン店を経営した経験のある同ヘッドだけに説得力が違う。

 リーグ連覇を目指す来季は例年以上に若手の底上げが求められる。今オフはFA権を行使した楽天・美馬、ロッテ・鈴木を獲得できず、12年オフ以来7年ぶりにFA補強なしとなった。さらに前日に今季リーグ最多の15勝を挙げた山口がポスティングシステムを利用し、大リーグ移籍を目指すことを表明した。

 宮本投手チーフコーチも投手陣に大号令をかけた。「オフが勝負。(キャンプインの)2月1日に100%の力で投げられるようにつくってこい」。今春のキャンプでは2月3日に球団史上最速で紅白戦が行われた。来季は東京五輪の影響で開幕が1週間早まる。より早く実戦に臨めるよう仕上げる必要があり、今季台頭した2年目野手の若林も「休んでいる時間はない。開幕が早いので、今年よりも早く動ける状態にしないといけない」と強い覚悟を口にした。

 「無理やり、やれやれと言っても身につかない。自分たちでレギュラーを獲ろうという気持ちがないと、まずレギュラーにはなれない。一生懸命やっているヤツは伸びてくる」と元木ヘッド。「個人商店」は休まずコツコツが大事である。(岡村 幸治)

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