炭谷選手会長、「現役ドラフト」来季導入を強く要望 NPB側は慎重

[ 2019年11月20日 16:24 ]

事務折衝に出席した日本プロ野球選手会の炭谷銀仁朗会長(右)と森忠仁事務局長
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 日本野球機構(NPB)と労組・日本プロ野球選手会の事務折衝が20日、都内で行われ、炭谷銀仁朗選手会長(32=巨人)が「現役ドラフト(仮称・ブレークスルードラフト)」の来季からの導入を強く要望した。

 現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手を救済する制度で、炭谷会長は「その1年で人生が変わる選手もいる。早いに越したことはない」と早期実施を訴えた。

 NPB側も導入には前向きだが、ドラフトの対象となる選手の範囲などで細かく意見が分かれているという。

 炭谷会長の要望に対し、NPB側の窓口である選手関係委員会の谷本修委員長(阪神球団本部長)は「約束はできない」と返答したといい、「(来季からの導入には)本来は12月で方向性がまとまっていないとしんどい。遅くとも1月だが、ぎりぎり」と慎重な姿勢を示した。

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2019年11月20日のニュース