広島、佐々岡監督スペシャルメニューが爆笑トレに 砂浜が満潮で“消滅”

[ 2019年11月20日 05:30 ]

砂浜をダッシュする投手陣を見守る広島・佐々岡監督(右奥)
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 秋季キャンプ打ち上げを翌日に控えた19日、広島・佐々岡監督考案のスペシャルメニューが登場した。景色が美しい日南海岸国定公園の浜辺をダッシュする投手陣対象の強化練習。笑顔と活気にあふれたそれは、とんだドタバタ劇からスタートした。

 天福球場から約3キロの距離をランニング移動した15選手は、砂浜の大部分が満潮で消滅していることにビックリ仰天。指揮官は「下調べしたんだけどね」と苦笑しつつ、大小の石が散在する近くの広いスペースに場所を変え、選手、コーチに報道陣を巻き込む突貫工事で石を取り除いた。

 監督スペシャルではハプニングも起きた。約7メートル間隔に置かれた箱の中のボールを、3人ずつ5チーム対抗で移し替え、着順を争うもの。砂浜を1人15往復する過酷なレースだけに、ドミニカ共和国カープアカデミー出身のメナは右足がつり、無念の途中リタイアとなった。

 佐々岡監督が2軍投手コーチを務めていた時に実践していたというメニュー。「瞬発と切り替え。楽しく、キツく。キャンプの締めで…ね」。来季の先発枠入りを目指す遠藤は「キツかったけど、楽しかったです」と充実した表情だった。 (江尾 卓也) 

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2019年11月20日のニュース