伝統の立ち襟ユニで掴んだ中京大中京の初優勝にOBも歓喜

[ 2019年11月20日 18:38 ]

明治神宮大会で優勝した中京大中京ナイン (撮影・西川祐介)
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 戦前から続く中京大中京の歴史でも挑み続けて届かなかった明治神宮野球大会の優勝旗。第50回の節目の大会でつかみ取ったことは、今はスポーツニッポン新聞社でスポーツ報道に携わる一野球部OBとして本当にうれしいし、後輩たちの頑張りに感謝している。

 1923年に中京商業として開校し、同時に野球部も創設された。甲子園は春夏合わせて11度の優勝を誇る。私が卒業して11年が経つ。今も「天下の中京」として日本一が宿命づけられていることに変わりはないが、この夏の愛知大会から中京大中京野球部に大きな変化があった。私たちの世代が着用した筆記体の「CHUKYO」から23年ぶりに伝統の立て襟にブロック体のユニホームに戻った。古い高校野球ファンには、このユニホームの方がなじみ深いのではないだろうか。

 「立ち襟」は中京大中京の代名詞だった。同様に胸の字体は、メーカーからCHUKYOの頭2文字を取って「CH(中京)型」と呼ばれている。全国の野球部がユニホームを製作するとき、「あの中京と同じデザインで」と注文してもらえるなんて誇らしい。

 それも「天下の中京」と認めてもらえる実績があればこそだ。中京大中京の歴史に新たな伝統を築いた選手の皆さん、本当におめでとうございます。OBとして本当に誇りに思う。(竹内良佑=08年度中京大中京卒)

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