大阪ガス・宮崎、2安打2打点でアピール 同期の阪神“キナチカ”にはエール

[ 2019年7月2日 19:33 ]

社会人野球 練習試合   大阪ガス16―0シティライト岡山 ( 2019年7月2日    大阪ガス今津グラウンド )

<大阪ガス・シティライト岡山>5回、大阪ガス・宮崎(左)は左犠飛で追加点を挙げ、ベンチ前で祝福される
Photo By スポニチ

 第90回都市対抗野球大会(7月13日開幕、東京ドーム)で連覇を狙う大阪ガスが大勝。亜大から入社3年目の宮崎一斗外野手(24)が2回の決勝打を含む2安打2打点とし、レギュラー定着へアピールした。

 2回に2四球で得た無死一、二塁の好機。1ストライクからの変化球を右手1本で払うように合わせると、打球は左中間へポトリと落ちる先制二塁打。

 「ゲッツーだけは避けたい場面。いいところに落ちてくれました」

 3回1死一塁ではノーサインでセーフティーバントを決めて次打者の3ランにつなげ、5回は1死三塁から左犠飛でダメ押しの9点目。レギュラー定着に向けて結果を残し「3年目なので、今年に懸ける思いはあります」と力を込めた。

 春先は調子を落としていたが、橋口博一監督のアドバイスで上向きになっているという。バットをこねてしまう癖があったことから、構える手の位置を変え、バットが平行に出るようなスイングに取り組んだ。

 打撃よりも自信があると話すのが、外野手としての位置取りと強肩。昨年まで同僚だった阪神・近本と比べても「肩だけなら負けていない」と笑う。近本がプロ入りしたことで空いたイスを奪う戦いは熾烈(しれつ)を極める。橋口監督も「いろんな人に『近本が抜けて困るでしょう?』と聞かれるが、誰を使おうか困るくらいに競争が激しい」とうれしい悲鳴をあげる。

 宮崎が刺激を受ける仲間が、もう一人いる。亜大では阪神・木浪とプレーした。

 「1年目からキャンプに同行していたし、バットコントロールがすごかった。オールマイティーな選手だし、試合に慣れればもっとミスが減ると思う」

 シーズン中盤を過ぎて踏ん張りどころの同期にエールを送る。

 「今は一番疲れていて結果が出にくい時期かもしれないけど、歯を食いしばってレギュラーを奪い取ってほしい。自分もレギュラーで頑張るので」

 阪神で活躍する“キナチカ”コンビに負けじと定位置を獲得し、真夏の祭典・都市対抗の連覇へ突き進む。

続きを表示

2019年7月2日のニュース