斎藤佑、甲子園“プロ初先発”で2回3K完全 対外試合7回無安打無失点

[ 2019年3月9日 13:37 ]

オープン戦   日本ハム―阪神 ( 2019年3月9日    甲子園 )

<OP戦 神・日>力投する先発の斎藤佑(撮影・森沢裕)
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 日本ハムの斎藤佑樹投手(30)が9日、甲子園で行われた阪神とのオープン戦に先発登板。早実時代の06年夏にエースとして駒大苫小牧との激戦を制して全国制覇を遂げた思い出の球場での“プロ初先発”で2回3奪三振無安打無失点と完ぺきな投球を見せた。30歳となった右腕が開幕ローテ入りへ最大限のアピールを続けている。

 田中(現ヤンキース)擁する駒大苫小牧との決勝引き分け再試合を制した男が、4583日ぶりに甲子園の先発マウンドに帰ってきた。プロ入り後、唯一の甲子園登板は15年6月16日の阪神戦。しかし、先発ではなく、1―10と大量ビハインドの7回に5番手での登板。これが甲子園“プロ初先発”となった。

 初回、先頭の上本を外角直球で見逃し三振。好調のドラフト1位ルーキー・近本は力のない左飛に打ち取ると、続くベテラン福留を内角直球で見逃し三振に仕留める最高の立ち上がりを見せた。2回もマルテ左飛、ナバーロ一邪飛、鳥谷空振り三振と3者凡退に抑え、3回からバーベイドにマウンドを譲った。2回3奪三振無安打無失点。最速は137キロながら、キレのある直球と制球力抜群の変化球のコンビネーションで打者を翻弄した。

 早実から進学した早大でも輝かしい成績を残し、10年ドラフト1位で4球団競合の末にプロ入り。11年からの2年間で計11勝をマークも、その後は右肩痛などコンディション不良にも苦しみ13年から昨季までの6年間はわずか4勝。背水の9年目となる右腕は先月12日の韓国NC戦(スコッツデール)、20日の楽天戦(金武)で計5回を無安打無失点の投球を続けており、これで対外試合7イニング無安打無失点となった。

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