岡本、侍4番の自覚!ランニングで先頭&声かけ「与えられたところで仕事を」

[ 2019年3月9日 08:08 ]

侍ジャパンシリーズ   日本―メキシコ ( 2019年3月9日    京セラD )

フリー打撃を行う岡本。左は稲葉監督(撮影・北條 貴史)
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 侍ジャパンは9日からメキシコ代表との強化試合2連戦(京セラドーム)に臨む。巨人の岡本和真内野手(22)は稲葉篤紀監督(46)から第1戦の4番指名を受けた。20年の東京五輪でも4番候補として期待される若き主砲はランニングで先頭を走るなど、主軸としてチームを引っ張る覚悟を示した。

 平均年齢24・7歳の若き侍ジャパンを引っ張るように岡本はウオーミングアップ中、先頭で走った。稲葉監督は練習中に「明日(9日)は4番」と明言。指揮官の意向を伝えられた岡本は「しっかり与えられたところで仕事ができるようにやりたい」と力を込めた。

 フリー打撃は44スイングで柵越え3本だったが、ライナー性の打球を連発した。打撃ケージ裏では吉田正と、打撃の意識や野球観について意見交換した。フリー打撃を隣で行った19歳の村上にも積極的に話し掛けた。「(初選出の選手にも)ある程度声を掛けられたらいいと思います」と自覚は十分だ。

 昨年は巨人の第89代4番をシーズン途中から務め、史上最年少22歳での「3割、30本、100打点」を達成した。昨年11月の日米野球(6試合)で侍ジャパンに初選出。第5戦に初アーチを放ち、最終戦となった第6戦では4番に座った。稲葉監督からは「ジャパンの4番を目指してもらいたい」と20年東京五輪での4番も期待されている。今年11月に行われるプレミア12からは柳田(ソフトバンク)や鈴木(広島)も招集される。信頼される4番になるためにも、メキシコ戦は無駄にできない。「いろんな投手と対戦するのはプラスになる。いいものを出せるようにしたい」と気合を入れた。

 2日のヤクルトとのオープン戦で逆転サヨナラ2ランを放つなど状態を上げている。

 「まずは自分のチームで結果を出して、文句なしで選ばれるように頑張っていきたい」。メキシコ戦から今シーズンにつなげ、五輪の4番へ。一つずつ階段を上る。(青森 正宣)

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2019年3月9日のニュース