オリ西浦、菅野から3ラン 19歳が4打点「気合で打った」

[ 2019年3月9日 05:30 ]

オープン戦   オリックス7―1巨人 ( 2019年3月8日    京セラD )

4回2死一、二塁、西浦は右越えに3ランを放つ(撮影・西尾 大助)
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 高卒2年目で19歳のオリックス・西浦が、2年連続沢村賞投手の菅野に襲いかかった。8日の巨人戦(京セラドーム大阪)。1点を追う3回、1死三塁から、前進守備の一、二塁間を抜く同点打。「インコースのスライダーに反応して、何とか抜けてくれてよかった」と喜んだのは序の口だ。衝撃は4回の2死一、二塁。今度は内角高めの146キロ直球を右翼席へ運ぶ1号3ラン。見逃せばボール球だったが、力強く振り抜き、ものともしなかった。

 「真っすぐが来たらどこでも狙おうとタイミングを取っていました。正直、打てると思っていなかったが、気合で打ちました」

 西村監督からの助言もあったが、前打者の四球の後の初球を見事に狙い撃ち。味方ベンチも、スタンドもどよめく一発となった。京セラドーム初本塁打に「めちゃくちゃ気持ちいいです」と笑う顔はまだあどけないが、菅野から4打点の活躍。シーズン中なら“菅野KO”という衝撃シーンとなるところだった。

 開幕2番構想を抱いている西村監督は「若い選手が好投手から打つと自信になる。初球からいけるのが成長してきた証」とニッコリ。侍ジャパンの強化試合のため、メネセス、吉田正と“飛車角落ち”の打線だったが、伏兵の一撃で巨人を倒した。

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2019年3月9日のニュース