ベテラン記者のポリシー覆した リベラ氏の功績「チームへのインパクトは大きかった」

[ 2019年1月24日 05:30 ]

ビル・バルー記者
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 リベラ氏の功績は、ベテラン記者のポリシーも覆した。レッドソックスの地元紙「テレグラム&ガゼット」のビル・バルー記者は「記録の中で最も簡単に手が届くのがセーブ」との持論と、それでもリベラ氏の満票を自身が阻みたくないとの思いから、投票を棄権する方針を昨年12月に自身のコラムで明かした。しかし、後日、考え直してリベラ氏に票を投じた。

 バルー氏はスポニチ本紙の取材に「リベラはオルティスと似ている。2人は抑えとDHで試合に出る時間は長くはないがチームへのインパクトは大きかった」と説明。22年に資格を得る元レ軍の主砲デービッド・オルティス氏にも投票するという。かつて投手は先発完投、野手は攻守両面で評価されていたが、時代の流れを感じさせる。

 バルー氏は日本球界の経験を加味して03年にヤンキース・松井秀喜に新人王の票を投じなかった一人。ただ、メジャー通算3089安打のイチローについては「確実に投票する。殿堂入りの選手であることに疑いの余地はない」とした。(奥田秀樹通信員)

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2019年1月24日のニュース