キドコロ研修中――SB球団職員・城所氏「スーツは慣れない。ジャージーがいい」

[ 2019年1月24日 10:00 ]

引退会見で思い出を語る城所(撮影・岡田 丈靖)
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 「キドコロ研修中」――。昨季限りで現役を引退した城所龍磨氏(33)が24日、ヤフオクドームで行われた研修に参加した。

 1月15日に自身のインスタグラムでソフトバンクの球団職員として就職したことを報告。昨年11月に戦力外通告を受けた際は、自己紹介で「キドコロ就活中」と表記していたが、更新した。スポーツ振興部所属となり、「ホークスベースボールスクール」のコーチとして、野球の普及発展と青少年の健全育成を目指す。

 通い慣れた本拠地にスーツで現れた城所氏は、「スーツは慣れない。ジャージーがいい」と苦笑い。苦戦中であることを明かしつつも、「今日はマナー研修。明日はパソコン研修。今はまだ研修中です」と白い歯をのぞかせた。週休2日のため、休日は今でも体を動かしているという。

 ただ、頭の中は新しい仕事で頭がいっぱい。同部署には球団OBの新垣渚氏(38)、帆足和幸氏(39)らが在籍しており、「渚さんや帆足さんは僕にとってスーパースター。もっと振興部でやれることがあるんじゃないかと思って」と野球の普及発展に向けて、思案中だ。

 「野球を知らない人に野球を知ってもらって、好きになってもらって、ドームに足を運んでもらうために何かやれると思う。まだ、それが何か思いつかないけど」

 そう話す城所氏の表情は生き生きとしていた。現役時代は守備固めや代走で活躍し、「キドコロ待機中」のフレーズでファンに親しまれた。第2の人生はスタートラインに立ったばかり。「キドコロ○○中」。様々に変化させながら、ぴったり当てはまるフレーズを見つけてほしい。(記者コラム・後藤 実穂)

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2019年1月24日のニュース