新井さん「人柄、性格がいい」広島入りの長野に期待 FA先輩として助言も

[ 2019年1月24日 16:16 ]

<新井貴浩トークショーinひろしまブランドショップTAU>>集まったファンと写真に納まる本紙評論家の新井貴浩氏(撮影・西尾 大助)
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 昨季限りで現役を引退し、スポニチ本紙評論家に就任した元広島の新井貴浩氏(41)が24日、東京・銀座の広島県アンテナショップ「TAU」でトークショーを行った。応募した約700人から選ばれた25人に対し約1時間、自身の近況や現役時代の思い出、広島への期待などを大いに語った。

 広島からは中心打者だった丸が巨人にFA移籍。ここ3年連続の優勝に「いい選手ですから、丸の力は大きい。一人では補えない」と認める。それでも「次の名前が出てこないということはない。誰が出てくるんだろう…という楽しみがある」と言い、選手層の厚いチームの底上げに期待した。

 一方、広島は巨人から人的補償で長野を獲得。23日の入団会見で見せた背番号5のユニホーム姿を見たといい「似合ってますね!」と声を大にした。「人柄、性格がいい選手。カープにとっては全ての面でプラスになる」と期待。08年に阪神へFA移籍した自身の経験も踏まえ「環境が変わるのは想像以上に大変。無意識に力が入る。入りすぎるので、一番怖いのはケガ。アピールする必要はない力のある選手ですから、抑えて抑えて、まだ抑えて…という気持ちでやってほしい」とエールを送った。

 現役時代の名場面の一つとしてスクリーンで紹介されたのが06年WBCで世界一になり、イチローと喜びを分かち合ったシーン。マリナーズとのマイナー契約にほぼ合意と報じられているイチローとは「実は、最近お会いした」という。「たまたま食事した所が一緒で、ごあいさつしました。“まだ(現役で)できるんじゃないの”と言っていただき“十分やらせていただきました”とお答えしました」とやりとりを明かした。

 選手時代、1月は自主トレでウエートトレーニングに励む時期。「変わったのは筋肉痛がないこと」と笑みを見せた。これも恒例だった護摩行については「苦しいことから逃げたくない。怖いけど、行っていた」と語り、「今年は夏に行こうと思っています。暑いから本当にしんどいのは夏だというので」と続けた。2月は評論家としてキャンプ地を回る。事前に各球団の戦力チェックを進めているという。

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2019年1月24日のニュース