“甲斐キャノン”が突撃?キャンプで投手陣の部屋を訪問計画「食事する時間も積極的にいきたい」

[ 2019年1月24日 05:30 ]

キャッチボールする甲斐(撮影・岡田 丈靖)
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 “甲斐キャノン”が突撃する?!ソフトバンク・甲斐拓也捕手(26)が23日、福岡県筑後市のファーム施設で自主トレを行った。2月1日からの宮崎キャンプでは正捕手としての信頼を得るため、投手陣の部屋を訪問する意向を示した。コミュニケーションを深め、絶対的な扇の要としてチームを3年連続日本一に導く。

 グラウンドや練習場以外にもチームを強化できる場はある。甲斐は宮崎キャンプ中に“突撃訪問”で投手陣と、より緊密な意思疎通を図る考えだ。

 「自分の部屋に来てもらうのではなく、自分で行って話をするタイプなので行きます。ユニホームを着てないところ、食事する時間も積極的にいきたい」

 日頃からコミュニケーションを重視する。約1カ月をともに過ごすキャンプ期間はさらに距離を縮める絶好のチャンス。ワイドショーで名物コーナーとして親しまれたヨネスケの「突撃隣の晩ごはん」ばりに、どんどん押しかける構え。「責任を持って、やっていかないと。レギュラーを獲ったと思っていないし、信頼関係が必要」。同じ釜の飯を食う機会も活用する。

 主力として2シーズンを戦い抜いた。これまで試合終盤の好機で代打を送られることに加え、先発投手降板と同時に交代を命じられる場面もあった。「投手もいろんな色がある。それをもっと生かすには捕手の力も必要だし、力を出すために、その人を知らないといけない」。試合終了までマスクをかぶり続けるため、さらにレベルアップを目指す。

 ともに育成出身で同期入団の千賀とは名コンビ。それでも「“あうんの呼吸”を感じることもあるけど、まだ分からないときの方が多い」と一層の関係強化に意欲的。「バンデンハークも武田も考え方が違う。話をして、投手の理想、求めているものや考え方を知りたい」。全ての投手から信頼される正捕手へ。キャノン突撃で投手陣の心を射抜く。

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2019年1月24日のニュース