取材通じ出会った強烈な熱い男、ボディーメイクコンテスト全国2位のアディダス社員の凄さ

[ 2018年7月26日 10:00 ]

ボディーメイクコンテスト全国2位のアディダス社員・鈴木章弘さん
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 取材を通じていろんな方々に出会うことができる。これも、記者の醍醐味ではないだろうか。今回は、その中でも強烈な趣味を持った、一人の熱い男を紹介したい。

 アディダスジャパン株式会社に勤務する鈴木章弘さん(36)だ。1メートル87の高身長に、さわやかな短髪。自身も大学時代まで野球部に所属していたスポーツマン。現在はマーケティング事業本部のスポーツマーケティングに所属し、野球をはじめ、2020年を担うスポーツ(競技)のアスリートを担当する。

 そんな鈴木さんの趣味はボディーメイク。2015年から「目覚めました」という。16、17年とコンテストに出場し、地方大会では入賞2回、優勝1回と結果を残した。昨年11月に行われた日本選手権「NPCJ ワールドレジェンドクラシック」の「メンズアスリートモデル部門」では2位入賞。そして今年7月22日に開催された「サマースタイルアワード2018 ジャパンオープン」の「スポーツモデル部門」でも3位入賞に輝いた。

 体型維持を目的とした筋力トレーニングを続けていたときに「モチベーションであったり、もっと高い目標をつくりたかった」と本格的に取り組み始めた。もともと、1メートル87、83キロという恵まれた体格。大学まで選手として野球に取り組んでいたこともあり、筋肉の土台もついていた。

 15年に初めて出場した大会で予選を突破。いきなり決勝まで残れたが、結果は15人中15位。「当時はど素人でしたので、体を大きくするとか、筋肉の見せ方だったり、減量の仕方とか何も分かっていなかったですね」と苦笑いで振り返る。「やっぱり悔しかったです」と、ここからネットや雑誌で情報収集し独学での勉強をスタートさせた。

 今大会に向けては3カ月前の4月から集中的な食事管理を開始した。週5回のジム通いと平行して、摂取カロリー(3大栄養素)をコントロール。低脂肪、高タンパクの食事を意識し、鳥、牛、魚、野菜などを中心にお米も脂肪の付きにくい朝やトレーニング前後で食べ、夜はお米を控えたという。「応援してくれてます」と奥様のサポートもあり、今大会は過去最高の仕上がりで3位に入賞した。

 「この年になってお客さんもいる中でステージに立たせてもらい、日々の成果を発表する。そういう意味では達成感もありますし、一番は子どもたちから、かっこいいと思われる父親でいたいですね」

 次なる目標は「今年の自分を超えることです」。4児のパパは、全国1位を目指す。(川手 達矢)

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