西武、大阪桐蔭パワーで最速50勝 浅村「強い気持ちで」サヨナラ打

[ 2018年7月26日 05:30 ]

パ・リーグ   西武6―5オリックス ( 2018年7月25日    メットライフD )

10回2死一、二塁 サヨナラ安打を放ち秋山(左)に祝福される浅村(撮影・ 久冨木 修)
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 これこそがチーム力。8年ぶりに両リーグ最速で50勝に到達した首位・西武の強さだ。最後に決めたのは浅村。延長10回2死一、二塁で、自身6度目のサヨナラ打を左翼線に運んだ。「強い気持ちでいった。あそこで打たないとバントが無駄になるんで」。主将の言葉は力強かった。

 5回から6イニング連続で先頭打者が出塁。強攻策の連続から一転、辻監督が動いたのは延長10回だ。無死一塁で岡田を「バント代打」で起用。岡田は頭付近への投球にもひるまずスリーバントを決めた。直前の延長10回の守備では、2死一、二塁で捕手の森が二塁へ矢のような送球。「1球前からリードが大きいと思っていた」と走者の大城を見事に刺した。

 浅村、岡田、森の大阪桐蔭トリオが攻守でチームをもり立て、7月の勝ち越しも決定。「ヘボな監督で、今日は(采配に)迷いがあった。選手は頼もしい。素晴らしいプレーだった」。辻監督は目を細めてそう言った。 (鈴木 勝巳)

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2018年7月26日のニュース