JR東日本・板東、無念の被弾 連投疲労は口にせず「秋にしっかり結果を」

[ 2018年7月23日 17:47 ]

第89回都市対抗野球大会第11日・準決勝   大阪ガス(大阪市)3―2JR東日本(東京都) ( 2018年7月23日    東京ドーム )

<大阪ガス・JR東日本>8回無死、大阪ガス・近本にホームランを打たれ板東はぼう然(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 ここまでの3試合にすべて勝ち投手になっているJR東日本の板東が同点の8回にマウンドに上がった。「(太田が)近本君にタイミングが合っていたので、それを変えたかった」(堀井哲也監督)と満を持しての登板。しかし、板東が投じた3球目、近本に投じた外角のストレートは左翼席に飛び込む決勝弾となっていた。

 「2球目も同じコースでファウルになっていたので押せるかなと思って投げたんですが、ちょっと浮いてしまった」板東の投げたかった高さより少し甘く入ったのが誤算だった。この1点に堀井監督は「板東は責められないよ」とかばった。全4試合に登板。中継ぎ、先発、中継ぎとフル回転。この日も序盤からブルペンで肩を作り「体はピンピンしています」と疲れているはずなのに、チームのために連投疲労は決して口にしなかった。

 鳴門から入社して5年目の22歳。140キロ後半のストレートに変化球の精度も一段とアップした。当然プロ入りも視野に入れる。「もちろんその気持ちはありますけど、誰にも文句を言われないくらいのコントロールを身につけたい。秋(日本選手権)しっかり結果を出すのが目標です」とプロの前にやるべきことをしっかり見据えて球場を後にした。

続きを表示

2018年7月23日のニュース