阪神メッセ 助っ投史上初7度目10勝 来日9年目で金字塔

[ 2018年7月23日 09:10 ]

セ・リーグ   阪神11―7DeNA ( 2018年7月22日    横浜 )

<D・神>4回1死、宮崎の打球をキャッチするメッセンジャー(撮影・大森 寛明)
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 海を渡って日本にやってきた並み居る剛腕たちの頂点に立った。先発した阪神・メッセンジャーが7回3安打2失点の快投で3年連続10勝目に到達。通算7度目の2桁勝利は、並んでいた郭泰源(元西武)を抜き外国人投手では史上最多となった。

 「今年の目標の一つだったんで、達成できてうれしい。すぐにできることじゃないし、長く名を残せる記録になったと思う。たくさんのいい投手の上に立てたというのはいい経験になったし、本当にうれしく思うよ」

 6月26日DeNA戦で王手をかけてから2度足踏み。3度目の正直で白星を手にした場所は、またも横浜だった。大量リードにも守られ、7回をわずか89球。積極的に振ってきた強力打線を手玉に取った。今季のDeNA戦は5戦5勝とし通算でも22勝(8敗)とキラーぶりを見せつけ「イイネ!」と笑った。

 1メートル98の長身から投げ下ろす剛速球に落差抜群のフォーク。打者に向かって行く闘争心。いずれも武器だが、偉業達成の最大の要因はそのタフネスさだ。比較的球数が多く短い登板間隔にも関わらずケガが極めて少ない。球団の定期検査でも肩、肘の異常は見つかったことがないという。「レントゲン写真を見ても医者が驚くぐらいきれい。化け物やな」と渉外担当者。8月10日の巨人戦で右足を骨折した昨年も、シーズン中の10月10日に驚異の復帰。生まれ持った体の強さはもちろん、徹底した自己管理が快挙の裏にある。

 もっとも「10勝」の数字も単なる通過点だ。この日は志願の中5日での登板。後半戦は間隔を詰め、これまで以上のフル回転で白星を量産する意気込みだ。次の目標はあと6勝に迫った、バッキーが持つ球団外国人最多の通算100勝。「もちろん、今年決めたい」。絶対的エースは力強く宣言した。(山添 晴治)

 ≪100奪三振は8年連続8度目≫メッセンジャーが3回に桑原から奪った空振り三振でシーズン100奪三振到達。来日2年目の11年から8年連続8度目で、自身の持つ外国人投手の最長・最多記録を更新。阪神投手の連続シーズンでは村山の12年、江夏の9年に続く単独3位になった。通算1372奪三振は助っ人最多の郭源治(中)1415に43個差に迫っている。

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