ロッテ福浦 習志野魂V打 2000安打あと15「4度目の正直」

[ 2018年7月23日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ7―3オリックス ( 2018年7月22日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>7回無死一、三塁、福浦は中前に勝ち越し適時打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 25年目の大ベテランは「俺た〜ちの〜フクウ〜ラ♪」と、大合唱するスタンドに右手を上げて応えた。「もっとちゃんと打てよ」。ロッテ・福浦は自分にカツを入れるようにつぶやいたが、顔に明るい笑みも浮かんでいた。

 2―2の7回無死一、三塁。4打席目で吉田一のフォークを中前にはじき返した。勝ち越しの適時打を「4度目の正直。どうしてもワク(涌井)に勝ちをつけてやりたかった」と振り返った。「7番・DH」で先発出場も、3打席連続でチャンスに凡打を繰り返した。「前の打席で打っていればもっと楽に試合を運べた」と反省したが、きっちり決めた通算1985安打目で2000安打にも残り15本と近づいた。

 試合前には日本プロ野球選手会の高校野球選手権100回大会応援企画で、母校・習志野のユニホームを着て写真に納まった。「おっさんでしょ。高校生が着るから格好いいんだよ」と照れ笑いしたが、懐かしそうに着心地を確かめていた。

 05年の実数発表後では07年に並んで球団最速の主催46試合目での観客動員100万人突破を果たした試合。チームは3連勝で単独3位に浮上した。井口監督も「打てばベンチが盛り上がる」と大台を目指す42歳のバットに期待する。福浦は「チームのために1本でも、いい場面で打ちたい」と、勝利に貢献する安打製造機であり続けることを強調。その姿勢は高校時代のままだ。 (君島 圭介)

 ▼ロッテ・田村(7回にダメ押しの2号3ラン)福浦さんが勝ち越してくれたし、楽な気持ちで打席に入れた。

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