阪神ドラ5谷川、10日巨人戦で先発デビュー!球団史上初の快挙狙う

[ 2018年5月8日 06:39 ]

阪神・谷川
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 ビッグチャンスが到来した。阪神のドラフト5位・谷川昌希投手(25)が10日の巨人戦(東京ドーム)で先発としてデビュー戦に挑むことが濃厚になった。7日は甲子園室内練習場で先発投手陣の指名練習に参加。下位指名ルーキーをいきなり宿敵にぶつける金本監督らしい大抜てきだ。新人投手が初登板初勝利を巨人戦で挙げれば、球団史上初の快挙となる。

 初々しさの中にも少々“営業スマイル”を含ませたような表情で谷川は意気込んだ。先発投手陣だけが参加した7日の指名練習。今年の猛虎新人で唯一、社会人出身の右腕が初めて1軍に合流し、10日の巨人戦での先発が決定的になった。

 「オープン戦にも出させてもらっていたんで、そんなに違和感なく入れました。状態は良いですし、今の状態でどれだけ通用するかすごく楽しみ。しっかり印象づけられる、ピッチングしたい」

 あっと驚く抜てきだ。5位指名された昨秋ドラフト時には「60試合登板」を目標に掲げるなど中継ぎ候補と目されていた。ただ、社会人時代は先発、中継ぎの両方をこなし、3完投を含む5日連続登板の離れ業を演じた実績も持つ。ウエスタン・リーグでは6試合で2勝0敗、防御率2・90。5度の先発では計30回8失点で、直近3日のソフトバンク戦では6回3失点で勝利投手になった。シュートやカットボールで内角をえぐる強気の投球は金本監督好みで、早くもお呼びがかかった。

 「やっぱりインコースの使い方というのはすごく大事。僕の場合はインコースを投げきらないと抑えられない。先発でも中継ぎでも一緒。そこは変えずにやりたい」

 先にプロ初先発の機会を得るはずだった2年目の才木は2日DeNA戦の雨天中止による先発ローテーション再編で当面のブルペン待機が決定。谷川の先発起用は3日の2軍戦後に決定していたとみられ、当初予定通り東京ドームのマウンドに立つ見込みだ。

 ドラフト制以降の阪神の新人が巨人戦で先発としてデビューするのは15年の横山以来5人目。勝てば球団史上初の快挙だ。母校・筑陽学園の先輩、長野と対戦する可能性もあり、「楽しみもありますけど…。高校の監督から連絡が来て“当てろ!”と言われましたが、それは無理です」と笑わせた。

 九州三菱自動車では車を売っていた営業マン。新人でも物おじしない度胸がある。「自分の投球ができたらチームに勢いを付けられると思うんで、新しい風を吹かせられるようにしたい」と力強く宣言した。(山添 晴治)

 ○…阪神新人投手のデビュー戦勝利は過去15人で、谷川が達成すれば今季4月11日広島戦の高橋遥以来。シーズン2人以上は、全員が新人だったプロ野球初年度1936年の藤村、若林、御園生以来で、実質球団史上初になる。また新人投手の巨人戦初登板勝利は、球団創立2年目の37年以降、16年の青柳まで6人が記録していて、デビュー戦での達成者は出ていない。

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