阪神・植田“伝統の一戦”初見参!機動力でかき回す

[ 2018年5月8日 05:30 ]

阪神・植田
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 今季の阪神は巨人との“伝統の一戦”で1勝5敗の苦戦を強いられてきた。今回は違う。今季初先発だった4月29日の広島戦を皮切りに7試合続けて「2番・遊撃」で出場した4年目22歳の植田が攻撃を活性化させ、猛虎を変えているからだ。

 数字が物語る。植田が先発した7試合は計32得点で、1試合平均は4・57点だった。それ以前の21試合は計64得点で同3・05点。1試合平均で1・5点以上も上昇した計算だ。23打数9安打で打率・391。出塁率・517を誇り、走者になった18度の機会(内野ゴロでの走者入れ替わりなども含む)を6得点へ結び付けた。日替わりに近かった2番打者が固定され、不動の中軸につなぐ攻撃パターンが確立された。

 4盗塁はチーム内では開幕から全戦先発の糸井の5盗塁に次ぎ、単純な盗塁の有無で計れない相乗効果もある。同じ7試合でチームは4本塁打を記録。梅野と上本がソロ1本ずつで、ロサリオと糸井の2ランはいずれも植田が一塁走者の場面で出た。ともに速球系を捉えた一撃で、植田の足を警戒した相手バッテリーの配球を仕留めたとも言えた。

 8日からの3連戦でも「2番・遊撃」での登場は濃厚。過去の巨人戦で先発した経験はなく3度の途中出場だけ。売り出し中の若虎にとって今回が実質的には“伝統の一戦”への初見参だ。

 今季6度の巨人戦はチーム全体で14得点0盗塁。いずれもセ・リーグ5球団の対戦の中では4試合消化のヤクルト戦と並ぶ最少にとどまり、33得点3盗塁の巨人に屈した。東京入りした植田は「(試合に)出していただけたらクリーンアップの前に出られるようにしたい」と冷静に意気込み、期待される走力発揮にも「もちろんです」と力を込めた。宿敵に対する分の悪さを払拭(ふっしょく)するには過去6試合にはなかった植田の機動力がカギを握りそうだ。 (巻木 周平)

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