オリT―岡田、先輩イチローへの思い もらった言葉は「僕の中に…」

[ 2018年5月8日 09:30 ]

2008年1月、合同自主トレでT―岡田を指導するイチロー
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 マリナーズ・イチローが球団会長付特別補佐に就任。マリナーズと“生涯契約”を結んだことで、日本球界復帰の可能性が完全に消滅した。イチローを慕う古巣オリックスのT―岡田外野手(30)は、「僕も一ファンとして来年もう一度、イチローさんがグラウンドでプレーされている姿が見たいです」と複雑な胸の内を語った。

 毎年オフに神戸市内で約2時間の合同練習する間柄。若手時代から尊敬する先輩で、技術面だけでなく精神面などさまざまな助言を受けてきた。昨年末もイチローから誘いを受けて合同トレーニングを実施。イチローの下半身の使い方を入念に観察し参考にした。

 「フリー打撃では、“今までで一番良いじゃん”と言ってもらえましたね。イチローさんからアドバイスを言ってもらえるということはないですけど、聞けば必ず答えてくれる。これまでに、いろんな言葉をもらいましたが、そこは僕の中に留めさせてください」

 イチローは今季残り試合は出場しないが、来季以降は試合出場も可能という異例の契約内容。「今年は出ることはないそうですが、引退ではないわけだし。僕が言うのも、おこがましいけど、イチローさんは試合に出れば、必ず結果を出す方ですから」と願った。

 オフに痛めた右脇腹の影響で調整が遅れ、不振にあえいだ。公表は今春キャンプ中だったが、実は昨年12月中旬に発症。大阪・舞洲での自主トレ中にバットを振り込んだ際に突然患部に張りを覚えた。大事を取って1週間ほど休養を取ったが、改善されず、年明けから沖縄で若手と実施した合同自主トレでも強く振り込めば痛みが走る“重傷”だった。

 4月30日のソフトバンク戦で、ようやく今季1号。肩の荷が下りたのか、5月6日のソフトバンク戦では自身8年ぶりとなる2打席連発を放った。「自分の打撃(の好不調)は、上半身と下半身が合うか、合わないかがすべて。少しずつ合ってきています」。レジェンドOBの古巣復帰はなくなった。現12球団一頂点から遠ざかるチームの浮上は、生え抜き主砲の打棒にかかっている。(湯澤 涼)

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