衣笠氏恩師・古葉氏「残念でしょうがない」監督在任期間に全試合出場

[ 2018年4月25日 05:30 ]

“鉄人”衣笠祥雄さん死去

75年10月、リーグ初優勝を決めビールかけで喜ぶ(左から)衣笠氏、古葉監督、山本
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 広島監督として黄金時代を築いた古葉竹識氏(82=東京国際大野球部名誉監督)は「残念でしょうがない」と悲しみをこらえた。衣笠氏と会うたびに「体には注意しないとね」と声を掛けていたという。「“まだ大丈夫ですよ”とか言ってたのに。(19日の)解説で声がおかしいから大丈夫かと思ったらこんなに早く逝くとは…」

 75年途中から85年まで指揮。期間中、衣笠氏は一試合も休まなかった。「死球を受けて、もう無理だろうと。それでも“ベンチに入る、試合に出る”と言う。チャンスには必ず使うからと約束して、本当にそういう場面があった」。広島で監督やコーチを務める姿を見たかったとも話し「まだまだやってくれると思っていたのに」と肩を落とした。

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2018年4月25日のニュース