広島OB、衣笠氏訃報に悲しみの声 大野豊氏「怒られたこと一度もない」

[ 2018年4月25日 07:49 ]

“鉄人”衣笠祥雄さん死去

81年初セーブを挙げた大野(左)を祝福する衣笠氏
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 衣笠祥雄さんの訃報に広島OBから悲しみの声が上がった。

 ▼安仁屋宗八氏(広島カープOB会長)見かけのイメージとは違い、誰に対しても優しかったし、とても紳士的な話し方をする男だった。「鉄人」と呼ばれたんだから、いつまでも元気でいてほしかった。天国からカープの戦いを見守ってもらいたい。

 ▼大下剛史氏 悲しいというより寂しい。二遊間を組んでいた(三村)敏之が逝って、今度はサチ。これで75年の初優勝メンバーの内野手は私とホプキンスだけになってしまった。

 ▼大野豊氏(スポニチ本紙評論家)3年ほど前に知人を通じて体調が悪いとは聞いていた。残念で寂しい。マウンドによく声を掛けに来ていただいた。怒られたことは一度もない。いつも優しく元気づけられた。

 ▼ソフトバンク達川光男ヘッドコーチ 捕手出身で捕手の心理を教えてくれた。野球を一番愛していたのがキヌさん。マウンドでは「カッカするな」とよく怒られた。ずっと毎日試合に出る体力は凄いと思った。

 ▼高橋慶彦氏(ツイッターから)衣笠さんが天に野球をしに行ってしまいました。本当に私の野球人生が有るのは衣笠さんのおかげです。本当にありがとうございました。

 ▼北別府学氏 現役中、サードに衣笠先輩がいるだけで安心した。尊敬する偉大な先輩。あまりに急なことでまだ信じられない。

 ▼山崎隆造氏 一回りも違う私にも本当に良くしてもらった。現役のころは話をするというより、ただ格好良くておしゃれで憧れだった。

 ▼中日・森脇浩司野手チーフコーチ キャンプで1カ月、一緒の部屋で過ごした思い出がよみがえる。時間を共有した一人として、いろいろなことを学ばせてもらった。

 ▼中日・長嶋清幸外野守備走塁コーチ 高校を卒業したばかりの僕に一から優しく一番教えてくれた人。衣笠さんがいてくれたので強い自分を保てた。

 ▼小早川毅彦氏 プロとしての厳しさ、責任感を教わり感謝し切れない。アドバイスは技術的なことより精神的なことが多かった。ユニホームの着こなしから帽子のかぶり方まで。若手のお手本だったし、優しい先輩だった。

 ▼野村謙二郎氏(スポニチ本紙評論家)現役の頃は調子が悪いと叱るというよりも激励してくれた。監督になったときも「思い切ってやればいい」と声を掛けていただいた。本当に優しい方だった。

 ▼苑田聡彦スカウト統括部長 練習始めたら終わらん人。酒も終わりがなかった。エルビス・プレスリーが乗るような車を持っていて、乗せてもらったのも良い思い出。

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2018年4月25日のニュース