阪神、雨天中止でローテ再編 メッセがスライド 小野は28日広島戦へ

[ 2018年4月25日 08:26 ]

笑顔でダッシュを繰り返すメッセンジャー
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 阪神は24日のヤクルト戦が雨天中止となったことで先発ローテーションを再編した。25日はランディ・メッセンジャー投手(36)がスライド登板。同戦に登板予定だった小野は28日の広島戦に回ることが濃厚になり、2戦目以降は岩貞、能見の左腕2人を投入する可能性が高まった。

 スライド登板が決まったメッセンジャーは「“雨ッセ”!!」と冗談を飛ばしながら高ぶる闘志を懸命に鎮めた。6連勝中の地方球場へ仕切り直しとなり、言葉に力を込めた。

 「今日投げるつもりで調整してきたけど、明日になるだけ。気持ちの面では変わりないよ。雨とかはコントロールできないことだからね。明日勝てば、このシリーズ勝ち越せるからね」

 香田投手コーチも「相性良いんでしょう。完封してるみたいだから」と13年5月10日のヤクルト戦で同じ松山を舞台に完封勝利を挙げている点などを重視してスライド登板を即決し、快投に期待を込めた。

 松山での1試合は大黒柱に任せ、28日の広島戦からスタートする9連戦ではローテーションを再編する可能性が高くなった。

 金本監督は「広島の頭になると思う」と明言したように25日に先発予定だった小野は広島との初戦に起用されることが決定した。前回10日の対戦では5回3失点とまずまずの投球内容を披露しており「そこ(次戦)に向けてしっかり調整していけば大丈夫。しっかり準備できれば」と大事なカード初戦へ気合を入れ直した。

 29日の2戦目には岩貞が送り込まれる予定。広島戦はプロ入り後、14試合に登板して未勝利9敗と相性は悪いものの、15日のヤクルト戦では6回1失点と復調を印象付け、負の連鎖を今度こそ断ち切る覚悟だ。

 30日の3戦目に投入される能見はマツダスタジアムでは16年に2勝(1敗)、防御率3・05と苦手意識はない。田中、丸、松山ら左の好打者が名を連ねる強力打線に左腕2人をぶつける布陣で、広島戦2カード連続の勝ち越しを期した。

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2018年4月25日のニュース