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江夏氏、衣笠氏の一言で生まれた「21球」…訃報に沈痛「宝物だった」

“鉄人”衣笠祥雄さん死去

沈痛な面持ちで斎場を後にする江夏豊氏
Photo By スポニチ

 「親友」衣笠祥雄氏の訃報を受け、江夏豊氏(69=野球評論家)は悲しみに暮れた。

 松山・坊っちゃんスタジアムでのヤクルト―阪神戦のテレビ解説のため、東京から空路訪れた松山市内で「朝、(衣笠氏の)奥さんからの電話で知った」と話した。「宝物だった。青春時代をともに過ごした友人だ」

 同戦が降雨中止となると「通夜に出る」と予定を変更して東京に折り返した。午後5時、松山空港で「今日は大変だ」と表情を曇らせた。「サチは今は独りで寂しいだろう。まあ、でも、今だけだよ。そのうち俺もそっちに行く。その時にまた野球談議ができる。ちょっとだけ待っていてほしいな」

 衣笠氏の19日のテレビ解説の中継放送を見ていた江夏氏は翌20日、電話をかけた。

 「あまりに声が出ていなかったので心配になった。“大丈夫か。養生しろよ”と話したんだ。その時は元気そうな声だったけどな」

 遠くを見つめ「思い出は尽きないな」。阪神、南海(現ソフトバンク)を経て1978年、広島で衣笠氏と出会った。

 79年にはリーグ優勝を果たした。近鉄との日本シリーズ第7戦で9回裏のピンチをしのいで日本一に輝いた。この投球を作家・山際淳司氏が「江夏の21球」として活写、テレビ番組にもなった。

 無死満塁、ブルペンで救援投手が準備を始めた時、自身を信用していないのかと興奮した江夏氏を衣笠氏が一塁から歩み寄り「おまえにもし(ものことが)あったら、俺も同じようにユニホーム脱いでやるよ」と言って落ち着かせた。江夏氏は「その一言が心強かった」と話していた。 (内田 雅也)

[ 2018年4月25日 07:37 ]

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