まさかイチローも…右ふくらはぎ張りで1回守備のみで交代 マリナーズ故障者続出

[ 2018年3月15日 13:36 ]

オープン戦   マリナーズ5―4ジャイアンツ ( 2018年3月14日    アリゾナ州ピオリア )

ジャイアンツ戦の1回終了後、カートに乗って引き揚げるマリナーズのイチロー
Photo By 共同

 マリナーズのイチロー外野手(44)が14日(日本時間15日)、アリゾナ州ピオリアで行われたジャイアンツとのオープン戦に「1番・左翼」で先発出場。1回の守備には就いたが、右ふくらはぎに張りを訴えたため打席には立たず、無念の交代となった。守備機会はなかったが、左翼の守備中に右足を気にする仕草も見せていた。

 マリナーズは開幕を前に故障者が続出。正二塁手のカノが左ハムストリングの筋挫傷で約1週間の離脱。13日のロッキーズ戦ではDHの主砲クルーズが右太腿を痛め負傷交代した。昨季に正左翼手のポジションを掴んだギャメルも右脇腹の負傷で戦列復帰が5月頃とみられている。この試合でもイチローが打席に立たずに交代、遊撃手・セグラも右ハムストリングの張りで3回でベンチに退いた。

 イチローについて、サービス監督は「張りを感じて、すぐ伝えてきたので大事を取って交代した」と説明。「(回復まで)長くかかるとは思わない」との見通しを明かしたが、29日の開幕戦へ不安要素を抱えた。

 イチローはここまでオープン戦3試合に出場し、5打数無安打2三振1四球1得点。昨季はキャンプ序盤に同僚と交錯して腰などを痛め、オープン戦で全力疾走できないまま開幕を迎えたが、今年は途中合流にもかかわらず「(ペースを)抑える理由はない」と話す充実ぶりを見せていた。苦しいチーム事情の中、監督からの熱い期待を背負っていただけに、状態が心配される。

 試合は5―4でマリナーズが勝った。

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