1軍に上がるため…ソフトB曽根、覚悟の捕手挑戦 達川ヘッド「宝くじ1枚が2枚に」

[ 2018年3月15日 10:20 ]

宮崎キャンプで、捕手のけが人続出により特守に参加するソフトバンクの曽根
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 “救世主”となれるか。ソフトバンクの曽根海成内野手(22)が14日、春季教育リーグのオリックス戦(タマスタ筑後)で捕手デビューを果たした。9回にマスクを被り、15年ドラフト1位右腕・高橋純の球を受けた。

 宮崎キャンプから「キャッチングはうまいよ。内野手だからハンドリングもうまいしね」と評価してきた達川ヘッドコーチは、「上手じゃったよ」とニッコリ。両腕で大きな丸をつくった。吉鶴1軍バッテリーコーチも「しっかり捕っていた」とうなずいた。

 ソフトバンクは捕手難に陥っている。3軍まで合わせて捕手は8人。しかし、宮崎キャンプ中に高谷と栗原が離脱。高谷は右肘関節炎で手術し、第3捕手を争っていた4年目・栗原も左肩脱出で手術となった。1軍に帯同していた育成4年目の堀内も4日の阪神戦で右手親指を脱臼した(14日に教育リーグで実戦復帰)。1軍経験のある捕手は昨年ゴールデングラブ賞とベストナインを獲得した甲斐のみと厳しい状況だ。

 そこで白羽の矢が立ったのが、昨年支配下登録された内野手の曽根だ。捕手経験は京都国際高3年時の3カ月。遠投は118メートルだという。キャンプ後半は、内野としての練習後、マシンのボールを黙々とキャッチし、捕手練習に交じった。「ミットのどこで捕るか分かっているけど、難しさはある」。腕にあざをつくりながらも必死に食らいついた。

 腹をくくった。首脳陣は「ケガして選手生命もなくなるかもしれない」と慎重に本人の意思を確認。1軍に上がるために――。曽根は覚悟を決めた。

 「いろんなことができるのはプラス。大チャンス。宝くじが1枚のところが2枚になったようなもんじゃ」と達川ヘッド。チャンスをつかみ取れるか。曽根の挑戦を見守りたい。(後藤 実穂)

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