真中監督 ラスト試合終え7度宙に舞う 球団ワースト96敗も「ありがとう!」の声

[ 2017年10月3日 22:00 ]

セ・リーグ   ヤクルト6ー10巨人 ( 2017年10月3日    神宮 )

<ヤ・巨>胴上げされる真中監督
Photo By スポニチ

 ヤクルトの真中監督が3年間の監督生活を終えた。巨人との最終戦(神宮)は6―10の力負けに終わった。試合後には退任セレモニーが行われ「今シーズン143試合、最終戦、最後まで、大きなご声援、本当にありがとうございました」と涙を流した。

 最後はナインの手で7度、宙に舞った。就任一年目の15年には「2番・川端」という強力打線を引っ提げ、前年最下位だったチームをリーグVに導いた。

 主力の度重なる故障や選手層の薄さに苦しみ、昨年5位、今季は最下位に沈んだ。今シーズンは国鉄時代の1950年を越える球団ワースト記録の96敗。だが、記録阻止よりも、1年目の寺島や梅野に先発機会を与えるなど、来季以降のチームを踏まえた戦い方を執った。

 8月22日には低迷の責任を取って今季限りでの辞任を表明。最後の指揮を見届けたスタンドのファンからは「ありがとう!」「お疲れ様でした!」と温かい声が飛び、涙するファンの姿もあった。

続きを表示

この記事のフォト

2017年10月3日のニュース