阪神 和田SA 今オフにも編成部門へ、3年目の金本体制バックアップ

[ 2017年10月3日 05:53 ]

阪神・和田オーナー付シニアアドバイザー
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 阪神が、今オフにも前監督の和田豊オーナー付シニアアドバイザー(SA=55)の編成部門への部署異動を検討していることが2日、分かった。球団幹部が「掛布さんが新たにオーナー付アドバイザーに就任するので、現職の和田SAのポストも考えることになるでしょう。編成部門への異動も一つの選択肢になると思います」と見通しを語った。

 今季限りで掛布2軍監督が退任。球団はチームの功労者であるレジェンドに対し、オーナー付アドバイザー的な立場を用意した。ただ、球団フロント内にオーナー付アドバイザーが2人存在する事態が発生してしまう。そこで、和田SAに新たなポストを用意する必要性が出てきた。

 和田SAは12年から15年までの4シーズンで指揮を執りAクラス3度。14年はリーグ2位から日本シリーズに進出した実績も持つ。15年オフの監督退任後、現職に就き、翌16年からは現役生活17年、監督4年を含む指導者歴15年の経験を生かし主に坂井信也オーナーのホームゲーム視察に同行する形で相談役を務めてきた。時には、アマスカウトとともにドラフト候補の視察にも足を運び編成に関わる役割も担ってきた。

 現場の状況を知り尽くしており、かつ坂井オーナーとも懇意の和田SAなら、現場とフロント、電鉄本社をつなぐ“架け橋”としての役割も期待できる。編成部門でなら、従来よりも一層、選手・指導者としての実績、2年間のフロント経験、球界人脈を活用できるはず。金本体制3年目へ向け、阪神はフロント強化も進める構えだ。

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