泥沼10連敗の由伸巨人「何とか全員で」陽岱鋼が6日初昇格へ

[ 2017年6月5日 05:30 ]

日本生命セ・パ交流戦   巨人1―3オリックス ( 2017年6月4日    東京ドーム )

<巨・オ>ベンチで厳しい表情の高橋監督
Photo By スポニチ

 巨人は4日のオリックス戦に敗れ、06年6月以来11年ぶりの10連敗を喫した。打線は今季最少タイの4安打に抑えられ、初回の1得点のみに封じられた。本拠地での8連敗は球団ワースト記録。6日の西武戦で敗れれば、75年の球団ワースト記録に並ぶ11連敗となる。3年ぶりのリーグ優勝を狙うチームが危機に立たされた。

 連敗はついに2桁まで伸びた。11年ぶりの10連敗に高橋監督は「なかなかうまくいかない。追いついた後に先に点が取れると(展開は)違うが、先に取られてしまうとひっくり返す勢いがない」と嘆くしかなかった。

 打線は今季最少の4安打に終わった。初回にマギーの右中間適時二塁打で一時、同点としたが2回以降は沈黙。3回に2点を勝ち越されると、オリックスのドラフト1位ルーキー・山岡、同2位の黒木のリレーにひねられた。2日に守護神・カミネロの出場選手登録を抹消してまで昇格させたクルーズは、7回1死一塁で遊ゴロ併殺打に倒れ「(山岡は)変化球がいいし、しっかり内角にも真っすぐを投げてきた」。3試合12打数無安打で起爆剤にはなれなかった。

 石川を今季初の5番に据えるなど、10試合で10通りのオーダーを組んだ。だが、連敗中とあって、消極的な攻撃が目立った。打者31人中、ファーストストライクを見逃したケースが18度。ストライクを先行させてくる山岡に対して、狙い球を絞りきれなかった。1安打に終わった4番・村田は「先のことは考えず、もがかないと。逃げることはできない」と話し、マギーも「それぞれが全力を尽くすしかない」と厳しい表情で語った。

 試合後は主将の坂本勇がナインを集め「連敗が続いて暗い空気になりがちだけど、明るくやっていこう」と呼びかけた。6日の西武戦では下半身のコンディション不良で2軍調整中だった陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が今季初昇格する。高橋監督は「1人2人の力ではね。何とか全員で(打破)するしかない」と奮起を求めた。75年の球団ワースト記録に並ぶ11連敗の危機。全員がもがかなければ、不名誉な記録は避けられない。 (川島 毅洋)

 ▼巨人・村田ヘッドコーチ 理想論はピッチャーが立ち上がりを抑えてほしいけど、今日は打てなかっただけ。悔しいとしか思わない。

 ▼巨人・宮国(初回先頭打者に本塁打を浴びるなど7回3失点)追いついてもらい“よし、これから”という時(3回)に失点してしまったことが反省です。

 ≪東京Dワースト8連敗、2桁連敗はV率0%≫巨人が5月25日の阪神戦から10連敗。チームの2桁連敗は75年の11連敗、06年の10連敗に次ぎ3度目。球団最多連敗にはあと1となった。また、東京Dでは5月17日のヤクルト戦から8連敗。従来の巨人の本拠地最多連敗は57、62年に後楽園、01年に東京ドームで喫した7連敗となっており、この日の敗戦でワースト記録を更新した。また、優勝チームの最多連敗は9で、2桁連敗を喫して優勝したケースはない。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2017年6月5日のニュース