元フリーターの広島バティスタ セ史上初デビュー2打席連続代打弾

[ 2017年6月5日 05:30 ]

日本生命セ・パ交流戦   広島7―1ロッテ ( 2017年6月4日    マツダ )

<広・ロ>6回2死一塁、2ランを放つバティスタ
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 衝撃デビューには続きがあった。広島のバティスタが前日の初打席本塁打に続き、6回にまたしても代打で2ランだ。

 セ・リーグ初の初打席から2打席連続代打本塁打。2日連続となると史上初めてで、同じドミニカ共和国出身の通訳を通じ「いい感じで打てた。めっちゃうれしい」と笑顔で振り返った。

 配球を読める冷静さも持つ。4―1の6回2死一塁で、3ボールからチェンジアップをハーフスイング。「手を出してしまったから、もう一球来ると思っていた」と5球目の浮いたチェンジアップを左翼席に叩き込んだ。

 前日の試合後には、母国ドミニカ共和国に住む父・ホセさん、母・メルセデスさんに初本塁打の動画を送り電話報告。「うれしい。もっと頑張って」と激励された。支配下登録の契約金として手にした10万ドル(約1100万円)で「ドミニカでは高級品の車をあげたい。実家にはないから」とプレゼントも考案中だ。

 実は元フリーター。13年限りでカブス傘下を解雇になってから、15年のカープアカデミー入所までの約1年半、仕事をせずにウエートトレーニングに明け暮れた。そこで培ったパワーは無限の可能性を秘める。緒方監督は「ワンチャンスを生かしてくれれば出場する機会も増えてくるだろう」と話した。6日の敵地での日本ハム戦ではDHでの出場が濃厚。初先発でさらなる衝撃を与える。 (柳澤 元紀)

 ≪サビエル・バティスタ≫

 ☆生まれとサイズ 1992年1月18日、ドミニカ共和国生まれの25歳。1メートル89、115キロ。右投げ右打ちの内野手。

 ☆球歴 09〜13年にカブス傘下のルーキーリーグなどでプレー。ドミニカ・カープアカデミーを経て、15年9月に来日。広島の秋季キャンプに練習生として参加し、16年3月に育成契約。今月2日に支配下選手契約を結び、6年契約で年俸4万7000ドル(約517万円)。背番号は95。

 ☆驚異の飛距離 昨秋の日南キャンプで、フリー打撃で球場中堅後方にある屋内練習場の天井に乗せる170メートル弾。

 ☆ドレッドヘア お気に入りのヘアスタイルで「ドミニカで流行しているファッションです」。

 ☆好きな日本食 焼き肉。

 ☆趣味 音楽鑑賞。「レゲエ、サルサ、ヒップホップが好き」

 ☆愛称 バティ。

 ≪84年村上(阪急)以来2人目≫バティスタ(広)が3日ロッテ戦の初打席に続き2打席目も代打アーチ。プロ1、2打席目で本塁打は、75年山村(太平洋)、84年村上(阪急)に次ぎ史上3人目。セでは初の快挙になった。また、デビューからの代打2打席連続本塁打は村上以来2人目。両者とも出場2試合連続でマークしたが、チーム2試合連続はバティスタが初めてだ。なお、代打による最多連続打席本塁打は11年のホワイトセル(ヤ)まで4人がマークした3打席。

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