Aロッド現役引退を表明 ヤンキースのフロント入りへ

[ 2016年8月8日 00:26 ]

引退を表明したヤンキースのロドリゲス(AP)

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス(41)が7日(日本時間8日)に記者会見を行い、現役引退を表明した。8月12日(同13日)、ヤンキースタジアムで行われるレイズ戦が現役最後の試合となる。

 そのままヤンキースのフロント入りし、スペシャルアドバイザー兼インストラクターに就任する。ロドリゲスは「私はこのチームが好きで、野球が好きだ。この2つに別れを言う時が来た。ずっと野球をし続けたかったが、それは不可能なことだ」と涙ながらに語った。

 ロドリゲスは現在現役最多の696本塁打を放っており、史上4人目の700号にあと4本に迫っている。ただ今季はここまで打率・204、9本塁打と大不振。7月30日のレイズ戦を最後にスタメン起用はなく、ここ4試合連続で出番はなかった。来季も年俸2100万ドル(約21億4200万円)の契約を残しており、若手中心に切り替えた現在のチームにおいて今後の起用法が話題に上がっていた。

 チームでは通算404本塁打のマーク・テシェイラ内野手(36)が5日に記者会見を行い、今季限りでの現役引退を表明したばかり。またしても名選手がユニホームを脱ぐことになる。

 ロドリゲスは93年ドラフト1巡目でマリナーズに指名され、18歳だった94年7月にメジャーデビュー。通算2781試合に出場し、3144安打、696本塁打、2084打点はいずれも現役最多。禁止薬物使用により14年には1シーズン出場停止処分を受けたが、昨季は33本塁打を放ち復活を印象付けていた。

 また、ハル・スタインブレナー・オーナーも「アレックスと何日間か話し合って、チームに残ってもらうことを喜んで受け入れた」と声明を発表している。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月8日のニュース