いなべ総合 早めの継投的中!3度目の正直で初の初戦突破

[ 2016年8月8日 11:18 ]

<九州国際大付・盛岡大付>2番手でマウンドに上がったいなべ総合・山内

第98回全国高校野球選手権大会第2日・1回戦 いなべ総合5―3鶴岡東

(8月8日 甲子園)
 いなべ総合の尾崎監督は「3度目の正直で校歌が聞けて本当に幸せ」と甲子園初勝利に表情を緩ませた。

 試合は2回に2点を先制される厳しい展開。先発した2年生左腕の赤木をこの回限りで諦めると、3回からは山内が好救援。この早めの継投が逆転勝利を引き寄せた。

 相手の鶴岡東は山内ともう一人の好投手である水谷の対策を十分積んでいる。そう考えた尾崎監督の奇襲ともいえる作戦だったが、「県大会でも準決勝でこうした起用法が成功した。かたちは作ってくれた」と振り返った。

 3点差で迎えた9回は1死満塁とピンチを迎えたが、「なるようにしかならない。あとは運を天に任せて開き直った」とコメント。2回戦に向けては「浮かれずに、自分たちの野球の精度をもっと高める気持ちで調整したい」と話した。

 チームに流れを引き寄せた山内は6回1/3を投げて4安打1失点。「内外角を投げ分ける自分の投球ができた。監督に初回から準備しておくように言われていたので、3回からの登板も大丈夫だった」と自身の投球に納得。尾崎監督も「5月から約2カ月間、故障で投げられない時期もあったが、よく間に合わせてくれた」と右腕を称えた。

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2016年8月8日のニュース