ソフトB内川 4番の差でチーム惨敗「自分がつないでいれば…」

[ 2016年8月8日 06:52 ]

<ソ・日>5回1死二、三塁、ニゴロに倒れた内川は天を仰ぐ

パ・リーグ ソフトバンク3―8日本ハム

(8月7日 ヤフオク)
 背番号1は天を仰いだ。7回に3点差に詰め寄って、なお無死一、二塁。しかし、内川は宮西のスライダーに泳がされ、中飛に倒れた。

 「自分がつないでいれば、という思い」。

 5回1死二、三塁の好機でも二ゴロで三塁走者を還すのが精いっぱいで、4打数無安打。今3連戦は12打数1安打1打点に終わり、一方で日本ハム・中田は13打数6安打8打点。両軍の4番の差が勝敗を分けた。

 内川自身も打率は・297となり、開幕2戦目から維持してきた3割のラインを100試合目で切った。「2割(台)になったからといって、心境の変化は別にない」と平静に話したが、主将の復調なくしてチームの再加速はない。藤井打撃コーチも「本人が一番悔しいと思うし、責められない。しっかり体調を整えて、次のオリックス戦で打ってくれれば」と期待を寄せた。

 眼下の敵、日本ハムに4カード連続負け越し。それでも、工藤監督は「相性が合わない時もあるよ。相手が上と切り替えて。これで終わりじゃない」と前を向いた。昨季は100試合を消化した時点で2位日本ハムに9・5ゲーム差をつけていた。今季は4ゲーム差だが、圧倒的に優位な状況に変わりはない。

 最後に内川は力を込めて言った。「夏になると、体、心の疲れもあるけど、ここからどう頑張れるかが大事」。残り43試合。ただ、頂点だけを見つめ、追いかける。(福浦 健太郎)

続きを表示

2016年8月8日のニュース