履正社　磐石な試合運びで快勝！寺島の快投に指揮官「投球術巧み」

＜履正社・高川学園＞試合後に岡田監督（左）と握手する寺島

第９８回全国高校野球選手権大会第２日・１回戦 履正社５―１高川学園

（8月8日 甲子園）
　履正社が磐石な戦いぶりで初戦を突破した。先発の寺島は２安打１失点で９回を完投。打線は２回に一挙４得点を奪い、終盤にも追加点を挙げた。

　岡田監督は「あの４得点のイニングはよく打ってくれた」と試合を振り返り、その後も「好投手を相手にうまく対応してくれた」と２回の攻撃に納得の様子。寺島の快投については「ある程度の投球はしてくれると思っていた」と話した。

　「ある程度」という言葉を口にしたが、寺島は５回まで相手打線を無安打に抑え込み、１１奪三振と快投。「すべて全力投球したら、この暑さでは１試合もたない。ギアを入れるところと抑えるところ。押したり引いたりがうまくなった」と巧みな投球術に岡田監督は目を向けた。寺島本人はこの日の１３７球について「ストレートで押せて良かった」とコメント。「すべての試合で完投、完封したい。目標は全国制覇です」と力強く話した。