Aロッド現役引退表明 涙流し…「今日はタフな日だ」

[ 2016年8月8日 05:30 ]

引退を表明したヤンキースのロドリゲス(AP)

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(41)が7日(日本時間8日未明)、ヤンキースタジアムで会見を開き、今月12日(日本時間13日)に現役を引退すると表明した。

 同日の本拠レイズ戦を「引退試合」とし、その後はヤ軍のスペシャルアドバイザー兼インストラクターに就任する。選手として17年まで契約を残すが、同職へ契約を切り替えて契約期間を全うすることになる。

 ロドリゲスは「今日はタフな日だ。私はこのチームが好きで、野球が好きだ。この2つにお別れを言わなければいけない」と声を詰まらせ、涙した。歴代4位の696本塁打、MVP3度獲得など輝かしい成績を残す一方で、薬物使用の疑惑も絶えず、14年には薬物規定違反で全休した。

 今季は打率・204、9本塁打、29打点と不振。チームもア・リーグ東地区4位と低迷し、有望株とのトレードで中軸のベルトラン、守護神チャプマンら主力を次々と放出し、若返りを図っていた。

 ◆アレックス・ロドリゲス 1975年7月27日、ニューヨーク州生まれの41歳。93年にドラフト1巡目(全体1番目)でマリナーズと契約し、94年7月にメジャーデビュー。FAで01年にレンジャーズへ移籍し、04年からヤンキースでプレー、15年に3000安打達成。通算2781試合で、3114安打(歴代19位)、696本塁打(同4位)、2084打点(同3位)。1メートル90、104キロ。右投げ右打ち。

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2016年8月8日のニュース