De今永 注目ドラ1対決は「人生を変える試合」

[ 2016年8月8日 06:10 ]

<D・中>6回2死満塁、堂上を空振り三振に斬り吠える今永

セ・リーグ DeNA4―1中日

(8月7日 横浜)
 気迫を前面に押し出した。2―1で迎えた6回1死満塁。DeNA・今永は2者連続三振でピンチを切り抜け、ガッツポーズして吠えた。7回7安打1失点。6月11日以来約2カ月ぶり、後半戦初白星となる6勝目に「人生を変える試合と位置付けて臨んだ。この1勝は前半戦に比べて倍以上の価値」と振り返った。

 勝利の要因に挙げたのはカーブだ。「打たれている試合では緩い球を投げられていなかった」。前回登板では5球だったカーブを今回は16球、全イニングで投じた。最速147キロの直球との緩急で中日打線に最後まで的を絞らせなかった。

 中日・小笠原とのドラフト1位対決。4歳年下の同じ左腕に「負けられない気持ちだった」と闘志を燃やし、チームを勝率5割に導いた。阪神の高山や同僚の戸柱らとセ・リーグの新人王を争う今永は「これから投げる試合は全部勝つつもりでいく」と力強く言った。(中村 文香)

 ▼DeNA・ラミレス監督 本当に素晴らしく、これ以上ないという投球だった。これからも安定した投球をしてくれると期待している。

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2016年8月8日のニュース