巨人 勝利目前で無念も…高橋監督前向き「いいことしか浮かばない」

[ 2016年8月8日 05:30 ]

<広・巨>9回にサヨナラ打を打たれ、うつむいて引き揚げる沢村

セ・リーグ 巨人7―8広島

(8月7日 マツダ)
 あとアウト1つ取れば4年ぶりの8連勝。広島との直接対決3連勝でゲーム差は3・5に縮まっていた。巨人の守護神・沢村は「切り替えて頑張ります」と言い残し、足早にバスに乗り込んだ。

 壮絶な打撃戦で最後に力尽きた。3点を先制された直後に阿部が同点3ラン。2点リードを6回に追いつかれても7回にギャレットの2ランで突き放した。だが1点リードの9回、沢村が2死から菊池に同点ソロを被弾。さらに2死一塁から新井の左翼左へのライナーを左翼手・松本が後逸し、今季2度目のサヨナラ負けを喫した。松本は「捕れると思って捕りにいった」とうなだれた。

 痛恨の1敗となったが、高橋監督は強い口調で言った。「負けはしたけど、内容が悪いかといえばそうじゃない。打線も活発だし、ピッチャーも頑張っている。これから勝負どころに向けて、いいことしか浮かんでいない」。この日が今季100試合目。最大11ゲーム差からの逆転優勝に向け、自信を示した。(春川 英樹)

 ▼巨人マイコラス(6回5失点。4回に左中間へ来日初本塁打となる1号ソロ) 2回に(会沢に)3ランを打たれた失投が試合に響いた。本塁打は高校の時以来でとても良い感触だった。

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2016年8月8日のニュース