【静岡】小山 双子バッテリーで台風の目に 強豪・浜松工にコールド勝ち

[ 2016年7月17日 13:25 ]

第98回全国高校野球選手権静岡大会1回戦 小山9-1浜松工

(7月16日 島田)
 双子バッテリーが強豪を撃破した。小山は今春16強の浜松工に8回コールド勝ち。5回まで無安打零封の田代想投手(3年)が、直球と低めに集めたカーブで強力打線を2安打1失点に抑えた。

 リードした悠捕手(同)は一卵性双生児の兄。中学2年の秋からバッテリーを組み「自分が投げたい球を全部分かってくれる」と、この日も首を振ったのは1、2回。試合中に兄弟げんかをすることもあると言いつつ、全幅の信頼を寄せる。

 弟の好調ぶりをブルペンから感じていた兄も「力まず軽く投げて球が走っていた。カーブでカウントを稼げた」と好リード。打っても2安打1打点の活躍だった。

 最後は2番・小見山悠三塁手(同)の高校1号となる本塁打で試合を決めた。想が「この勢いに乗って8強までは」と語れば、悠は「自信がついた。次につなげたい」。言葉はいらない最強バッテリーが台風の目となる。 (鳥原 有華)

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2016年7月17日のニュース