ダル、5週間ぶり復帰戦で9Kも…5回途中2失点で今季初黒星

[ 2016年7月17日 06:09 ]

カブス戦に先発し、約5週間ぶりにメジャー復帰したレンジャーズのダスビッシュ(AP)

インターリーグ レンジャーズ1―3カブス

(7月17日 シカゴ)
 米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュは16日(日本時間17日)、シカゴでのカブス戦に先発、約5週間ぶりにメジャー復帰し、4回1/3、90球を投げて5連続を含む9三振を奪いながら2安打2失点。1点リードされた状況でマウンドで降り、今季初黒星(2勝)を喫した。

 初回、先頭のラステラに四球を与えたダルビッシュだが、続くブライアントを158キロの速球で見逃し三振、3番リゾ、4番ゾブリストの左打者に対しては、いずれも切れ味抜群のスライダーで空振り三振に仕留めた。

 1点の先制点をもらった2回はコントレラス、ヘイワードをともに空振り三振に仕留め、いきなり5者連続三振。続くラッセルも遊飛と三者凡退に抑えた。

 ところが3回、先頭のモンテロに四球を与えると、1死後にラステラに左前打を許して一、二塁のピンチ。ブライアントを空振り三振に仕留めて2死にこぎつけたものの、リゾに右翼線へ2点適時二塁打を浴びて逆転を許した。

 4回は1死からヘイワードに四球を与えたものの、ラッセル、モンテロを連続三振で無失点。5回先頭のハメルに四球を与え、1死後、ブライアントを三ゴロに打ち取ったが、三塁手からの送球を二塁手のオドールが落球。一、二塁となったところで降板となった。

 この日はナ・リーグ主催のインターリーグのためダルビッシュも打席にも立ち、3回に左打席に立って見逃しの三振だった。

 その後、2番手・トールソンも1点を失い、打線もわずか3安打で追加点を奪えず、1―3で敗れ、4連敗を喫した。カブスは3連勝。

 昨年3月に右肘のじん帯再建手術を受けたダルビッシュは5月28日のパイレーツ戦で復帰し、5回3安打1失点で今季初勝利。6月3日のマリナーズ戦で2勝目をマークしたが、同8日のアストロズ戦で右腕違和感のため5回1失点で降板。13日のアスレチックス戦先発を回避し、故障者リスト(DL)入りし、今月4日と10日に傘下マイナー2Aでの2度の登板を経ての復帰だった。

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