選手の理解得られれば コリジョン新基準 18日後半戦開始から導入へ

[ 2016年7月17日 05:30 ]

15日の会見ででコリジョンルールと来季開幕日程について話す嶋

 日本野球機構(NPB)は16日、コリジョン(衝突)ルールの運用基準見直しを検討する規則委員会を東京都内で開き、12球団が早急に選手への説明を行った上で新基準を導入する方針を確認した。各球団は17日の練習の際に選手に説明を行い、選手から理解が得られれば、後半戦が始まる、18日からの見直しが可能となる。

 NPBは前半戦終盤に各球団を巡回して監督、コーチらに説明した。日本プロ野球選手会は15日の選手会総会で、選手に説明がないことを理由に、早期の見直しに反対する方針を固めていたが、規則委に出席した選手会の森忠仁事務局長も「早急に説明するということだった。選手が理解できなければスタートしないということなので、選手会が言ったことは、とりあえず守ってくれる」と話した。

 これまでは守備側の選手が走路に入れないという基準を厳格に適用してきたが、見直し案では実際に衝突が発生したかを重視し、捕手のブロックや走者の体当たりが適用の対象となる。NPBの井原敦事務局長は「(走路に入ることが)一切まかりならぬとなると、現実に即さないところも出てくる。分かりにくいところを是正していくということ」と説明した。

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2016年7月17日のニュース