誠也　球宴でも“神ってる”マルチ　敢闘賞獲っちゃった

＜全セ・全パ＞チアガールと一緒に踊る広島・鈴木

「マツダオールスターゲーム２０１６」第２戦 全セ５―５全パ

（7月16日 横浜）
　やはり大舞台でも、誠也は神っている。全セの「８番・右翼」での球宴初先発。１―０の２回無死満塁で中堅へ犠飛。５回先頭打者で巡ってきた打席では、引っかけながら、三塁・レアードが処理できず内野安打。前日１５日の第１戦で、三塁手と左翼手がお見合いし、思わず誠也が「正直、神がかっているなと思ってしまいました」とつぶやいた一撃に続く「ラッキー打」だった。

　もちろん、これだけで終わらない。７回１死には、左翼線二塁打。今季最大のブレーク男の本領を見せつけた。試合後は敢闘賞受賞の報に口元が緩む。「あまり活躍はしてないですけど、（緒方）監督が“神ってる”という言葉を使ってくれて、その話題性のおかげで賞を獲れたと思う。感謝です」

　スターが揃う中でも見せた打棒と星の強さ。「（広島は）首位ですけど気を抜かずにしっかり入っていければと思う」。球場を出る時の顔は、もう引き締まっていた。