【静岡】浜松湖北 統合2年目「JSK」で夏初勝利

[ 2016年7月17日 13:28 ]

第98回全国高校野球選手権静岡大会1回戦 浜松湖北3-2市立沼津

(7月16日 草薙)
 統合2年目の浜松湖北は古豪・市立沼津に逆転で夏初勝利を得た。

 0―2の7回1死二、三塁から2点二塁打で同点とし、さらに一、三塁から併殺崩れで勝ち越しのホームを踏んだ8番・松下竜左翼手(3年)は「ここまで教えてくれた(田川智博)監督に夏の勝利をプレゼントしたかった」と胸を張った。

 3年生は前身の気賀、三ケ日、引佐3校から来た最後の世代。「夏1勝はおまえたちへの至上命令だ」とする指揮官に「JSK」(準備、指摘、確認)の合言葉を掲げ、コミュニケーションを密に練習を重ねた。4月の県大会後は監督と選手が個人面談でコンバートを模索。松下は先月、主砲・匂坂歩夢(2年)の左膝負傷を受けて抜てきされ「匂坂のためにも打ちたかった」と“魂”を引き継いだ。

 田川監督は目を真っ赤に腫らし「3年生がよくやってくれた」と男泣き。浜松湖北の新たな夏が始まった。 (渡辺 俊介)

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2016年7月17日のニュース