青木首位守ったV三塁打 85年以来のプレーオフ進出へ勢い

[ 2014年8月16日 05:30 ]

勝ち越しの2点三塁打を放つ青木(AP)

ア・リーグ ロイヤルズ7―3アスレチックス

(8月14日 カンザスシティー)
 ロイヤルズの青木宣親外野手(32)が、負ければ首位陥落のアスレチックス戦で決勝打を放った。7回に3―3と追い付き、なおも1死一、三塁。ここまで3打数無安打だったが「何か起こせるんじゃないか」との予感が当たった。地元ファンの大歓声の中、初球94マイル(約151キロ)の直球を鋭いスイングで右翼線へはじき返し、適時三塁打で2者が生還した。

 この回一挙5点を奪う逆転劇を演出したヒーローは「最高の形で打てた。逆転でさらに勢いが付く勝ち方」と声を弾ませた。この日の2打点を加え、日米通算500打点。「目標にしていなかったけど、節目の数字」と控えめに喜んだ。

 両リーグ最高勝率のア軍との4連戦に3勝1敗で勝ち越したチームは8月に入り、11勝2敗の快進撃。この間、青木は打率・357、11打点と打ちまくっている。ワールドシリーズで優勝した85年を最後にプレーオフから遠ざかっているが、ムードは最高潮。「(プレーオフ不出場は)もうおしまいにしたい。今年がその年だと、みんな思っている」と力強かった。

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