被安打11も復活に手応え 八頭・鎌谷「次は最高のピッチングを」

[ 2014年8月16日 19:18 ]

角館戦に先発した八頭・鎌谷
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第96回全国高校野球選手権大会2回戦 八頭6―1角館

(8月16日 甲子園)
 角館打線に11安打を浴びながらも1失点完投。「1勝を目標としていたので、とてもうれしい。ピンチの場面で要所を締ることができてよかったと思います」。八頭を11年ぶりの勝利に導いた左腕・エース鎌谷は、お立ち台で汗びっしょりになりながら笑みをこぼした。

 初回1死から3連打でいきなり1点を失った。「正直どうなるいかと思った」と振り返ったが、最少失点に抑えたことで冷静さを取り戻した。「緩急を意識した」という2回以降は走者を出しながらも踏ん張り、7回2死満塁、9回1死一、三塁のピンチでも得点を許さなかった。

 準優勝した春の県大会で腰を疲労骨折。この日も痛み止めの薬を飲んでのマウンドだった。「投げ込みをしていない不安はあった」といい、試合中に痛みを感じることもあったという。「でも根性で投げ切いました」。

 144球完投。「ゴロを打たせる自分のピッチングはできたので、自信を持って次の試合に臨める。3回戦では不用意なヒットや四死球を減らして自分にできる最高のピッチングをしたい」。身長167センチの左腕は手応えを口にした。

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2014年8月16日のニュース