東海大望洋、初勝利ならず…8回悔やむ相川監督「痛かった」

[ 2014年8月16日 14:06 ]

<城北・東海大望洋>城北に敗れガックリの東海大望洋ナイン

第96回全国高校野球選手権大会2回戦 東海大望洋3―5城北

(8月16日 甲子園)
 初出場の東海大望洋は終盤に逆転を許し、初勝利を逃した。1点リードの8回、エース宇津木が四球から1死満塁のピンチを招き、スクイズで同点とされると、なお2死二、三塁から城北の9番・辻上に痛打を浴びた。

 しばらく沈黙した後に口を開いた相川監督は「フォアボール、フォアボール、そしてスクイズ、タイムリー…あそこが痛かったですね。(雨の中)選手はよく守ってくれたが…」と8回の失点を悔やんだ。

 横手投げの宇津木と本格派の原田の2枚看板で千葉大会を勝ち上がってきた。初の大舞台では原田を先発させ、宇津木につないだが、リードを守りぬくことはできなかった。右肩痛を押して救援した宇津木は「エース番号をもらいながら、こんな投球で申し訳ない。(出せた力は)半分くらい」と唇をかんだ。

 自慢の打線も4回以降は無得点。走者を出しながら、あと1本が出なかった。木村主将は「こんな雨の中、応援してくれた仲間や保護者の方たちに申し訳ない」と涙をぬぐい、城北には「同じように苦しい状況でも相手は気迫を前に出してきていた。このまま勝ち上がってほしい」とエールを送った。

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