城北・辻上 気迫の勝ち越し打「自分のエラーで点が入っていたので」

[ 2014年8月16日 14:04 ]

<城北・東海大望洋>8回2死二、三塁、辻上が左中間に決勝となる2点二塁打を放ち一塁を回る

第96回全国高校野球選手権大会2回戦 城北5―3東海大望洋

(8月16日 甲子園)
 気持ちを乗せた打球が左中間を抜けた。1点を追う8回、同点に追いつき、なお2死二、三塁。1ボールから2球目、城北の9番・辻上は外角高めの直球を逆らわずに弾き返した。2者が生還する勝ち越し二塁打。甲子園初安打が値千金の一打となった9番打者は何度も右手を突き上げた。

 「勝ってうれしいです。自分のエラーで点が入っていたので絶対に打ってやろうと思っていた」と気迫の一打を強調する。実は辻上が自身の「失策」と認識したプレーは記録上はヒットだったが、「エラーした分も」の気持ちが好結果につながった。

 雨の中でのゲーム。ノーシードから熊本大会を制した勢いそのままに逆転勝ち。ドロだらけになっても「気持ちいい」と言い切った辻上。だが、次戦について聞かれると「次は晴れてほしいです」と笑った。

 ▼城北・山隈主将(逆転勝ちに)「中盤まではずるずるいったが、みんなでつないでつないで逆転できた。チーム力が上がったと思う」

 ▼城北・安武投手(先発で3回3失点)「雨を意識して丁寧に投げようとしたが、置きに行ってしまった」

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2014年8月16日のニュース